『ツヨシしっかりしなさい』 なんて理不尽なんだ!ひどい!


ツヨシしっかりしなさいは、1986年~1990年まで週刊モーニングに連載されていた作品です。フジテレビではテレビアニメ、日本テレビでは実写ドラマとして放送されていました。

主人公・井川強の父は単身赴任のため母、姉二人と激闘と言える日常を送る日々の物語である。俺ならこんな生活耐えられない・・・


ツヨシしっかりしなさいを見ると常に思う。何て理不尽なんだと・・・
井川家が窃盗被害に合い、母と姉二人はツヨシが最初から頑丈な門を作らないから悪いと意味不明なことを言いだしツヨシに頑丈な門を作るように命令。母と姉は滅茶苦茶なリクエストを・・・ツヨシは全員のリクエスト応じて頑丈な門を作ることが出来たが、あまりに頑丈過ぎてビンタ!

これが現代なら母と姉の虐待になる。でも、実写化されたツヨシの母は泉ピン子!
息子をビンタしてるとことか・・・いえ、何でもないです。



ツヨシの作文に面白いことが書いていた。
1人で1日過ごせるなら旨いもの食って、旨いもの飲んで、プロレス見てたいみたいな内容で、教師たちは美人な姉と過ごせて何て贅沢な奴だと怒りを表していました。ツヨシの立場にしてみれば、1人でゆっくり出来る時間がほしくなるのは当たり前だし、教師たちからしてみれば、美人の姉がいて何て贅沢だと思われても仕方がありません。

ツヨシしっかりしなさいを見ていると気分が不愉快になるという男性は多いと思います。リアルタイムでツヨシしっかりしなさいを見ていた男性だと不愉快に思えているだろう。アニメ、実写に限らずそう見えるのは仕方ありません。それにツヨシしっかりしなさいを思い出すと男女均等法は成立しているのに女性議員が街頭演説で「女性の権利」と主張するのは時代遅れに思えてしまう。


日本がそういう国だったから今でも女性の権利がないと思う人は多いと思いよ。
明治時代に入る前までは、平均寿命が短くて新生児から7歳まで生きれる子供が少なかった。長男、跡取りという存在は貴重であるという考えの人が、ツヨシしっかりしなさいを見たら不愉快に思えるだろう。長男、跡取りという考えを持つ人がツヨシしっかりしなさいを見たら不愉快になるということもあるが、あんなひどい扱い方をされた理不尽にしか思えない。俺も理不尽だと感じたことはあるが、絶対に仕返しをしないと気が済まない。だが大人になると不愉快、理不尽そういう思いをさせられたとしても我慢をしなくてはいけないことが多い。そういうことに耐えて幸せになれるんでしょうか?


俺は幸せになりたかった。


持病があるため病気のせいにするなとか言われるが、言いたい放題言える人はいいよね。

健康な人は、学歴がなくても勝ち組になれる。持病があるとそれを隠して仕事しないといけない。大金持ちになりたいとかではなくて、人並みの幸せになりたかった。

学校が教える幸せ。
就職して結婚して家を買って家族を養う。その人並みの生活が幸せならそうなりたい。

結婚して家を買って家族を養っているにも関わらず、生活に不安を持つ大人は多い。贅沢な奴だなと思っていたら家族からは邪魔者扱いされて、飲食店で食事する時は子供の残り物を食べさせられるだけで自分の好きな物を食べれないとか、仕事で疲れてるから日曜日ぐらいゆっくり寝ていたいのに掃除の邪魔だから家を追い出させれるなど、そういう話を耳にすると学校が教える幸せも理不尽な話じゃないかと思うばかりだ。

ツヨシしっかりしなさいの場合、ラストは学生結婚をしてみんなが幸せになる。
ずっと理不尽な生活に耐えてたから最後は幸せを手にしたのかなと思うけど、幸せになれる人間って、幸せになれる才能を持ってるもんだと思う。

国連の調査によると日本人の幸福度ランキングは54位だった。経済大国と言われる国がなんで?因みに、1位はスウェーデンだった。

この年になっても将来どうなりたいとか聞かれることあるけど、やっぱり幸せになりたいと言ってしまう。1%でも人並みの幸せになれる可能性はあるかもしれないけど、相当な苦労をしなければいけないだろう。幸せだと感じることが出来るのは何歳になることやら・・・

ツヨシしっかりしなさいのように母、姉にひどい仕打ちを受けて、それが慣れなって幸せになるのであればいいかもしれないけど、俺にはあんな理不尽な生活耐えることなんて無理だ・・・

見てる方は面白いけど、ツヨシと母と姉との生活は死闘に思えてしまう!



終わりに

ツヨシしっかりしなさいのアニメ、実写作品についてでした。
本当に理不尽でひどい話が多いですが、幸せになる才能を持っていることは確かだろう。苦しみの先に幸せがあるというふうに見えたが、幸せの基準は人それぞれ!
つーか、幸せになりたいとか書きこむからツイッターで宗教の勧誘とかされるんだろうなぁ・・・


writing by:店員A

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