爆音映画祭で199x年の空気を思い出して恥ずかしくなってみた

2016年7月16日~18日
神戸の新開地で行われていた「シネマストリートフェス」
爆音映画祭に3日連続で参加!!いたしました。

これからしばらくはそのレポートをお届けしようと思っています。

会場は「神戸アートヴィレッジセンター」

略すと「KAVC」という事で、どこかで目にしている方も多いかもしれません。

鱗店主はここのギャラリーで写真展やコント&上映会を開催した過去があり
色々と馴染な場所なのです。

そんな思い出詰まった「KAVC」で行われるのが
「爆音映画祭」という事で、数週間前からテンションは上がりっぱなし。

ちなみに「爆音映画祭」についての詳しくはコチラへどうぞ^^

娘と何度も何度も上映スケジュールと自分たちのスケジュールとご予算とを照らし合わせ
厳選した映画が次の通り
1日目
「地球に落ちてきた男」(鱗店主のみ)
「プリンス/サイン・オブ・ザ・タイムス」(鱗店主のみ)
「悪魔のいけにえ」(娘のみ)

2日目
「KICKASS」(2人)
「恋する惑星」(2人)

3日目
「ストレイト・アウタ・コンプトン」(2人)
今回は、お隣の「Cinema KOBE」では「ヘイトフルエイト」が上映されていたり
爆音も「極悪レミー」があったり「トレインスポッティング」があったりと
選出はとても迷いましたが、今回はこれで決まりです^^
さて、お久しぶりの新開地に到着しまして
まず目に入ってきた「爆音映画祭」のポスターは
爆音という響きからは一番遠そうな
「恋する惑星」


ポスターの
フェイウォンの姿にぐわあああっと様々な事を思い出しましたね。
実はわたくし、
劇場では「恋する惑星」を観たことがありません。

先に劇場でみた「天使の涙」があまりにもツボったので
そちらの世界の浸り切り、前作であるとは知りながらも
あまり邪魔されたくなかったという個人的な事情がありまして
長らく観てなかったんですよね。

おそらく、そんな「天使の涙」に浸りきったのがええ加減に冷めた頃に
ふと「恋する惑星」を観た覚えがあります。

あれから何年も経って、今度はあまりにも「恋する惑星」と「天使の涙」の
色合いとか雰囲気とかが似すぎていて
思い出すたびに「あれ?これってどっちの話だったっけ?」となるので、、
今回は自分の中で記憶を整理するつもりで観る事にしました。
というのも理由としてはありますが…

娘が「観たい!」と。
あの洋画ばかりの娘が「観たい」というものですから
おお!何かアジア映画にも感じるものがあったのか?と少し嬉しくなって
「観よう観よう!」と返事をしたわけです。

と・こ・ろ・が
「ええ?!恋する惑星ってアジア映画なん?!!!」と
観る直前になって知ったようで。。

激しく落ち込み、激しく後悔する娘。
「タイトルだけでフランス映画だと思ってた~」
あはは…
まあ、確かに
タイトルだけだとフレンチな香りがしなくもない…かも。。

マジックマイクにすればよかった~」
恋する惑星よりマジックマイクというそのセンスを
育てたのはわたくしだったりするのだが、、
いや、マジックマイクはもう家で観たし^^;;

踊りの場面以外はどうしようもない映画だけど。。
そうだねぇ、爆音で観ると楽しいかも…
いやいや!!ここはぐっと大人の威厳を見せて
「恋する惑星」で貫き通すぜ
「だめだめ二言は無し!あなたが観たいって言ったんだから」
「ええ~…」
乗り気でない娘を連れて会場入り。
その娘がふと止まったのが
「トレインスポッティング」のポスターの前。


まあ、オレンジだし、デカいし
目立つよね~。
「トレインスポッティング」も実は劇場で観たことはなく
かなり最近になって観た映画。
「恋する惑星」も
「トレインスポッティング」も
公開された当時はサブカルの中でもオシャレ系と自負する人たちがこぞって観ており
ミニシアターに通っているのが一つのステイタスのように感じられていたそんな雰囲気があって
きちんと市民権を得ている
というところに、何だかわたくしのような者が入っていいのでしょうか…
躊躇している間にブームが終わってしまった訳で。。
その背景には
バキバキの鬱だったというのもあった訳で。。
この2枚のポスターを見る度に
なんとも恥ずかしいような気分になるのです。
なので
「一万年愛す」の合言葉もブームの中ではほとんど使わず

今頃になって照れるほどいい言葉だな。と
思っている次第です。
そして、「トレインスポッティング」ポスターの前に立った娘が一言。
「この映画やらないよね?」
いえいえ、上映されますとも。
だいたいやらない映画のポスターは入口にデカデカと貼らないですね~。
「えー、じゃ、やっぱりこっち(トレインスポッティング)がいい」
ダメです!!!

とはいえ、

映画好きなら「トレインスポッティング」は避けて通れない映画でしょうけどね。
それはまたの機会に^^

そんな訳で、ますます乗り気でない娘を隣にしながら
「恋する惑星」がスタート。

雑多な熱とネオンが湿気で滲んだ街並みに包まれ
爆音でフェイウォンの歌を聞き、カルフォルニアドリーミンを聞き
むせかえるような返還前の香港を懐かしみながら
90年代の何とも言えない切ない気分になって
最高の気分でございました。

こういう爆音体験も、なかなかいいですよ~。

皆様も機会がありましたら是非♪

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