闇金ウシジマくんからお金の大切さを学ぶ

漫画からドラマ化がヒットし映画化にもなった「闇金ウシジマくん」は、丑嶋馨を山田孝之が演じる作品。

山田孝之の初主演映画は電車男であるが、オタクの役からアウトローの世界で生きる闇金融の社長とは全く正反対。

電車男とウシジマくんの山田孝之を比較すると悪そうにしか見えない。

ウシジマくんと言えば、闇金融の世界を舞台に様々な客が問題を抱え、丑嶋馨が営むカウカウファイナンスから10日5割という暴利な利息で借金をするが、客は10日5割(トゴ)という利息でも文句を言わずに借りていく。闇金は法律違反だから返済する義務はないため闇金狩りという質が悪く危険性が高いことをする人もいるが、ウシジマはそんなことをする奴からでも取り立てる恐ろしい男だが筋が通ったことを言うこともありダークヒーローと言われる主人公格である。


金融関係の話と言えば、ミナミの帝王を思い出すが、この作品は大阪の難波を舞台に10日1割(トイチ)で、貸付をしている。ミナミの帝王の場合、闇金の利息は払えないのが当たり前で10日1割(トイチ)なら利息だけでも払いジャンプして次の支払いまでに
金を何とかしようと考える客がいるが、闇金が客にやっていることは殺し屋と同じだと言っていた。

確かにウシジマから金を借りるとトゴでとんでもない
金額である。実際に5万円借りた客の利子が膨れ200万円
近くになった客もいる。
闇金は5万円程度までしか借りることが出来ないが、
ミナミの帝王の場合は億単位でもトイチを条件に融資する。
実際、闇金が億単位の金額を融資するのは不可能。
この作品は出会いカフェくん編とギャル汚くん編を
ベースになっていて、ヒロイン役の鈴木未來を
元AKB48の大島優子が演じた。

持論だが、恋愛禁止のアイドルグループにいた当時の大島優子が、堕ちて行く姿は見応えがあり見事に素晴らしいと思えるほどでAKB48にいることを忘れるほどであった。
恋愛禁止のアイドルグループにいて清純派で人気抜群の彼女が役とは言え、出会いカフェで、バイトをして自堕落な母親の利息を代わりに支払うなんてギャップがあって良いもんです(笑)

この作品の中では美人局をやらせている馬と鹿の
男女もいれば、鈴木未來の幼馴染である小川淳は
自分の人脈は才能であると勘違いをしていることに
気付かず最終的に誰からも何とも思われていない
孤独な青年であった。唯一、最後まで繋がっていた
のは鈴木未來だけ。
また、この映画の作中にウシジマが逮捕される。小川の
策略で知り合いにカウカウファイナンスから借金をさせ
ウシジマが取り立てに来たら警察に通報するような感じで
あった。ウシジマはそのせいで、逮捕され警察で取り調べを
受けることになり、すぐにハシヅメ弁護士を呼んでほしいと頼み
駆けつけたハシヅメ弁護士に今後のことについて相談をする。
部下の柄崎(えべきょうすけ)達は、ウシジマが逮捕されてからの
48時間以内に被害届を出した者から全員に被害届を
取り下げるように債務者達の元へ行き小川が多額な金を要求して
来たが柄崎は仕方なく小川の要求を・・・
全員の被害届が取り下げられ

ウシジマは釈放されたが、このまま終わるウシジマではない。

小川からの被害金額を取り戻すために
カウカウファイナンス全員で向かう。

柄崎とウシジマは同級生で24歳という設定で
あるが、24歳にしては二人とも老けて見える。
コミックも20代には見えない。実写のウシジマ演じる

山田孝之はこの映画が公開された時は28歳位で、
柄崎演じるやべきょうすけは37歳。37歳が24歳の役!?と
笑ってしまうが、悪くはないだろう。
小川のガラを押さえたウシジマ達はフジの樹海?と
思うような場所へ連れて行きチャンスを与えた。
小川が持っている携帯3台から1台につき1名に電話を
して助けて貰うということであったが、誰からも
相手にされずに終わる。勘違い男の哀れなラストだ。

後日、未來はファミレスでバイトをしていて
ウシジマに利息を支払い母親が元金を支払ったから
もう回収に来ることがないと告げ去り行き
未來はバイト先の先輩にお金の大切さが判ったと応えていた。

闇金は犯罪だが、作られたアウトローの世界から
金銭感覚、人間関係の大切さを学ぶ作品は
闇金ウシジマくんだと思う。

Writing by:店員A

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