『武蔵野線の姉妹』 加藤夏希がゴスロリファッションで大暴走

武蔵野線の姉妹は2012年12月に公開された。
加藤夏希が緑川蘭子を演じ、妹のひかるを仲谷明香(当時:AKB48)が演じた。
ひかるのメイド喫茶の同僚である英由良は中田ちさと(AKB48)が演じ、途中からこの3名がメインに進んでいく。
どうでも良いことだが、数カ月前にテレビで中田ちさとを目にした時、子供を保育園に預けてからAKBの仕事をしているように見えてしまった。
注意:決して中田ちさとをディスってるわけでない!

実写作品なので漫画と違う部分は多々ある。
いくつか上げるとスタートは、蘭子が一流企業の面接を受けてその場で即内定を蹴ってスーツからゴスロリファッションにチェンジ。
一話と同じよう昼夜逆転している蘭子は昼間に起きてラーメンを食べていたが映画では焼き飯であった。
更に、蘭子が怒り狂い秋葉原で、一升瓶片手に絶叫しているシーンもあったが、ロリータ服を着た女が一升瓶片手に絶叫しているのを実際に見たら怖い。
でも、このシーンは個人的にベスト!

他には蘭子の身長は150センチで、ひかるの身長は162センチでありスタイルも妹のひかるの方が良い。しかし、実写では蘭子の方が、身長が高くスタイルも良いのである。
実際の蘭子役の加藤夏希の身長は168センチのモデル体型で、幼児体型の蘭子にマッチしていないと思う人も多いかもしれないが、作者は加藤夏希が「ランそのものに見えるぐらいのハマり役だと感じました」と評しており、漫画からこの映画を観た人でも違和感がないと思う人が多いだろう。

ひかる役の仲谷明香は
たまたま偶然か漫画の
ひかると同じ身長162センチである。
ひかるがカジュアル服を着て外出しようとすると
蘭子は「それ何のコスプレ?」と質問し、
外出している妹を尾行している場面で
一般人のコスプレをしてるから一般人にしか見えない」という台詞がある。
※ここはツボだった。
カジュアル服が一般人のコスプレではなくロリータ服がコスプレと突っ込みたくなる。
ラストは関西大手企業が、ひかるが勤務しているメイド喫茶を買収しようとしたが、蘭子の資産によって逆に買収されたので、ひかるが務めているメイド喫茶は助かったが、漫画では関西大手企業が倒産してしまった内容であった。
ラストは夜道をメインキャラ3人で歩き主題歌のセレブニートが流れ終了。


実写、漫画どちらでも蘭子は個性的と無個性どちらが良いのか悩んでいた。
確かに、蘭子は個性的なキャラクターで癖も強く、たまに思春期が延長している24歳と思うこともある。

ひかるはメイド喫茶で働きに出たことで自分に自信を持ち漫画では、蘭子に「姉さんより可愛いのはわかってます」と発言するほどになった。この姉妹の両親も、ひかるがメイド喫茶で働いていることに驚き引きこもりになってないか心配であったが、社会に出ていることで安心を覚えた。


蘭子が自分の個性について悩む場面が、この作品に描かれている。
映画の場面にはなかったが、ひかるの職場の店長と店長の奥さんには、「個性的で楽しい」「人間味があって楽しい」と印象は悪くない。でも、蘭子は「個性的とよく言われるが無個性の方が世の中を上手く渡っていける」と思い悩み自分がリア充と思えないのは、そのせいもあるかもしれない。作者曰く、蘭子はリア充とのことで自分がモテないから自分は非リアだと思い込んでいるだけとのこと。

武蔵野線の姉妹の映画を観て共感出来た部分もあれば爆笑してしまうほどだったので、漫画はどんな内容なのか興味を持ち読んでみると映画と漫画、それぞれ違う目線で蘭子の気持ちが判る気がすると思ってしまう場面もあり、現実と向き合うということは本当に難しいと教えられた気がする。
でも、やっぱり加藤夏希の方が萌るし燃えます。


Writing BY:店員A

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