日本人が世界でテロリストをやってたなんて・・・

数年前に近所の中学校で観た、あさま山荘事件の映画。
中学生で上映してたから当然無料!
暇で暇でたいくつ過ぎたから観たというのもあるが、多くの小中学生を参加させて、実録・連合赤軍あさま山荘への道程を見せていることに驚かされた・・・

私の義務教育時代だったら絶対にこのような映画もそうだし、話題にも触れないだろう!
正直、学生運動だとかベトナム戦争と言われてもパッと来ない!

生まれていないということもあるが、私立大学の学費値上げで学生運動が起こり、そこから共産主義、社会主義の夢見る学生たちの中からとんでもない思想に走りテロリストとなって国際指名手配された者も。
あさま山荘事件が起きる前は、リンチ殺人事件が起きていた。
しかも、仲間内で。

大阪市立大学の森恒夫は、逮捕された後キリスト教徒に関心を示したそうだが、リンチ殺人事件で命令していた男が、思うことなのかなぞ・・・

総括という言葉を使い同じ思想を持つ者同士がリンチという冷酷非道なことを。
連合赤軍とは革命左派と赤軍派が手を組んで出来た団体で、革命左派の大学生達が、拳銃を強奪したことに成功し、赤軍派のリーダー森恒夫は、拳銃が喉から手が出るほど欲しかったので、革命左派の永田洋子と手を組んだ。

連合赤軍が結成される前、革命左派のメンバーを飛んだ者もいたが、そのことについて、森恒夫は永田洋子に殺したほうがいいと軽い気持ちで言ったつもりが、本当に殺人を犯すとは予想外だったらしく、それが、総括というワードを使ってリンチ殺人事件に繋がったといわれいる。

この作品を観た感想は、極端すぎるというだけで終わってしまうが、革命を起こすために暴力に結びつき世間を騒がせ自分の人生を台無しにした連合赤軍のメンバー達。
もし、連合赤軍のメンバー達が、極端な思想になることがなければ、エリート街道まっしぐらだっただろう。

当時は大学進学率も低く一流大学ばかりの彼らならエリート街道の道を歩んでいたと思われる。
資本主義と共産主義どちらが正しいのか分からないが、格差社会を早く無くすのであれば共産主義社会が望ましいだろう。
しかし、そうすることによって日本はそこでストップしてしまう可能性も大いにある。
よく考えたら総括という言葉を使ってリンチ殺人を犯した森恒夫と永田洋子だが、彼はどちらも連合赤軍のトップの座を狙っており、いがみ合っていたので、本当に連合赤軍はみんなが平等という社会を目指していたのだろうか?

あさま山荘事件から数年後、クアラルンプール事件で、超法的措置により釈放された坂東國男は、海外に脱出した。この超法的措置が決定する前に警察は死人まで出して苦労して逮捕した坂東國男を釈放するのは無念だっただろう。
国際指名手配されたままの坂東國男の生死は不明で、植垣康弘は、懲役20年の実刑判決。
連合赤軍の永田洋子は死刑判決を受けるが、東京拘置所で病死。

約2年前、安保法案でシールズが、戦争反対を訴えるデモを行っていた。
僕たちは戦争に行きたくないとメディアでも訴えていた彼らだが、共感は出来るけど、戦争の訓練を受けていない素人を呼ぶのか?という気分にもさせれてしまった。
多分、シールズのメンバーの一人が、朝日新聞に入社希望ではなく産経新聞に入社希望だったからかもしれない。

暴力で自分の理想なんて大馬鹿者です!!!

Writing by:店員A

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