『クローズZERO』 浅井健一のリトルリンダが流れたのが唯一の救い!

クローズZEROを観ました。感想はバーバップハイスクールよりまとまった内容だっと思います。
クローズZEROのキャッチコピーは、
「熱く生きろ。」
「今を生きるオメーら、バカなままでいい、燃え尽きろ。」
「全部壊して、ゼロになれ。」
上記3つです。言葉だけならカッコイイですが、結局は喧嘩をしてるだけの映画にしか見えませんでしたね。ビーバップハイスクールとクローズZEROを比べるとどうしてもクローズZEROと言ってしまうのは、予告編に浅井健一のリトルリンダが流れたから迫力ある作品で、カッコイイと思ってしまいましたが、それがなかったらダサい映画ですから!

浅井健一もヤンキーでしたが、正直そんなの興味ありません!
浅井健一の音楽性が好きでグレッチ、マーシャル、vivaceの組み合わせのパワーコードが好きで、色々と追求しましたし、浅井健一に憧れて暴走族になりたいとか思ったことなんてありませんでした。私が嫌いなヤンキー映画に浅井健一のリトルリンダが流れただけが唯一の救いでした!

主人公・滝谷源治(小栗旬)の通う鈴蘭男子高校は、偏差値が県内最低で県内随一の不良高校という設定ですが、2007年上映作品なのに今時そんな高校ある方がおかしいです!

一般論ですが、偏差値が低い高校でも学校のイメージを良くするために教師は、態度の悪いヤンキーを退学処分にするでしょうし、進学の実績がほしいなら指定校推薦を貰うため、大学や専門学校にも必死で営業に行く努力もするでしょう。偏差値が低いヤンキーばかりの高校なので、就職しやすいイメージがありました。なぜなら、私が住む地元の高校は学区内最低偏差値で誰でも入れる高校というイメージが強いのですが、就職率は非常に良く普通の学力で入れる公立高校の場合は、就職口も少なく現役での大学進学率は非常に悪かったので、フリーターになる人が多かったです。本当に普通に考えたら鈴蘭男子高校の教師は、少しでもイメージアップのために改善を何でしなかったんだと疑問に思います。

「熱く生きろ。」
喧嘩することが熱く生きるということにしか解釈できません!

「今を生きるオメーら、バカなままでいい、燃え尽きろ。」
バカでもいいから喧嘩して燃え尽きろにしか解釈できません!

「全部壊して、ゼロになれ。」
喧嘩して全てを破壊しろというふうにしか解釈できません!

結局、ヤンキー映画なんてそんなもんですよ!
喧嘩するのがカッコイイという価値観を2007年に持ち込むのは悪いことですし、アウトローの連中も絡んで中学生・高校生に影響の悪い作品にしか思えません!
上記3つのキャッチコピーですが、ありのままの自分を大事にしながら生きていくというふうに解釈した人もいるかもしれません。しかし、ヤンキーが喧嘩してる映画なので、どうしても喧嘩してるヤンキーがカッコイイようにしか見せてないイメージしかないため、ヤンキーなんてローカルでダサい生き物にしか思ってませんでしたが、ローカルな場所にヤンキーはいたんですよ・・・
ある雑誌を読みましたが、今時こんなダサい髪型やカスタムしたダサいバイク、車に乗ってるヤンキーが、日本にまだいる写真を見た時は衝撃でした。

ヤンキーから生まれた子供はヤンキーになるというのは「偏見」ですが、情けない話を思い出しました。祖母の葬儀の時に従兄弟が中学生になる子供を連れて来てましたが、どう見てもヤンキーでした。従兄弟の嫁さんがヤンキー上がりだったからでしょうか。しかし、従兄弟の嫁さんは介護の仕事をして頑張っていますし、武勇伝を語ろうともしません。ヤンキーだった自分に対して後悔をしており、償いたい人もいるなど半泣きで言ってたのですが、それでも40過ぎても武勇伝を語るのがいるので、本当に人それぞれですよね。

ヤンキーから生まれた子供なのに「本当にお宅お子さんですか?!」というパターンもありました。ヤンキーだった親を反面教師にして必死に勉強していい大学入って国家公務員になりたいという中学生なのです。その中学生の両親は、武勇伝が濃すぎて話するのが恥ずかしいと言ってたので、ヤンキー時代の武勇伝を詳しく聞くことは出来ませんでしたが、自分達がバカばっかやってたら選べる仕事が少ないから勉強しないことを後悔したとお子さんに言ったことをきっかけに毎日必死で勉強してるみたいで、親よりも子供の方が政治経済からエンタメまでニュースに詳しく、毎日ちゃんとお小遣いで日本経済新聞、読売新聞、毎日新聞をランダムに買って読んで読解の勉強してスクラップにしてるそうでした。カエルの子はカエルと言われるのが嫌と言ってたので、その中学生の過去に何かあったのかもしれませんね!

ヤンキーは嫌いですが、ブランキージェットシティの「ぼくはヤンキー」という楽曲は好きですよ!
理由は簡単です!
ブランキーだから!
「ぼくはヤンキー」の歌詞にちゃんと「パパ、ママごめんね、ぼくはヤンキー」と両親に謝罪してたり、パワーコードのサウンドがカッコイイからです!
どうでもいい話ばかりでしたが、結論は簡単です!
クローズZEROに浅井健一のリトルリンダがなけりゃ、格好良さが出ないだけのヤンキー映画にしか思えなかっただけです!

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