北斗の拳 35周年と蒼天の拳REGENESIS

1983年にスタートした北斗の拳が、2018年で35周年を向かえました。蒼天の拳 REGENESISが蒼天の拳の続編として連載がスタート、テレビアニメでも放送されましたが、6月25日で蒼天の拳 REGENESISは12話で一旦放送が終了しましたが10月に新しく放送されるので楽しみですね!
北斗の拳が35周年ということで、ハリウッドの北斗の拳が人気を得たということではありません!それよりも35周年を記念して発売されたPS4の北斗が如くや北斗の拳のキャラクターの外伝のコミックの方が人気があります!

やっぱり北斗の拳を実写化するのは無理がありますよね・・・
ドラゴンボールもそうです!
第64代北斗神拳伝承者・ケンシロウは、世紀末救世主として数々の強敵を倒し宿命、悲しみを背負い生きていきます。蒼天の拳の主人公・霞拳志郎は第62代北斗神拳伝承者で、北斗神拳究極奥義「無想転生」を劉宗武との死闘で繰り出しました。ケンシロウの先代伝承者でもあり、霞拳志郎の弟のリュウケンは、無想転生を習得出来た者は誰もいないと言っていたのにどういうことなんだ?と、突っ込みたくなる人がいるかもしれません。しかし、ケンシロウよりも強いキャラクターにするためには、霞拳志郎を北斗神拳の最強の男にするしかなかったのでしょう。
蒼天の拳 REGENESISのBlu-ray第1巻が6月27日に発売されて1話~6話まで収録されており、ロングPVなどが特典として収録されているので、北斗ファンにはたまらないことでしょう!
北斗と蒼天のどちらも喧嘩を肯定してないのがいいですね!
私が嫌いなヤンキー漫画みたいなキャラクターは、北斗シリーズで例えるとジャギとかアミバみたいな愚か者です!つまり、私の嫌いなヤンキー漫画の影響を受けて、いい年して今でもチンピラみたいなことやってる人は、そんな愚か者のキャラクターの影響を受けているということです。

北斗、蒼天の関係性について述べるのではなく、北斗の拳が原因で失った人というのが今回のテーマです!
パチンコ、パチスロメーカーのサミーが北斗の拳のパチスロ代を発表し大ヒットしました。2003年にパチンコ屋に朝一から並んでいい台を取る人が多くいましたが、第3のボーナスと呼ばれるバトルボーナスは刺激的で、連チャンすればするほど、コインが増えて月に20万円~30万円勝つ人も多くいました。しかし、自己破産する人もいるワケで、学生は北斗の拳のパチスロにハマったことが原因で学校に行かずに朝から晩まで北斗の拳のパチスロを打って収支を計算してたり、統計を取ってどうやったら勝てるかなどパチスロライター以上に頭を使っていた時代でした。

4号機が廃止になって5号機になってからは、ケンシロウではなくラオウが主人公となりビッグボーナス、レギュラーボーナスのシステムになって、RT中に次のボーナスを当てるというシステムです。RT継続を掛けてラオウがケンシロウに勝利しないといけないのですが、前作では大技を使わないケンシロウがいきなり大技ばかり使うし、それほど人気はありませんでした。しかし、2008年にサミーからリリースされたパチンコ機の北斗の拳が大ヒットして、パチスロ4号機時代の栄光を取り戻したかのような時代となり、2010年にはパチスロ蒼天の拳、2011年にはパチスロ北斗の拳 世紀末救世主伝説がサミーからリリースされました。どちらの機種もARTという擬似ボーナスでコインを増やすシステムで、万枚獲得可能機種とされ人気を誇り、5号機がAT機になってから転生の章、蒼天の拳2がサミーからリリースされて万枚獲得が現実化されてしまいギャンブル依存症の人が増えたということです!

北斗の拳の修羅の国編がパチスロ代になってATではなくARTに戻ったと思えば、20連チャンしてケンシロウが負けたらエンディングで強制終了になります。今までの北斗だったら20連チャンしてもリンが「ケ~ン」って呼べば、まだ連チャンしてましたけど修羅の国編からはそうじゃないんですよね・・・天帝編になってから出玉が余計に弱くなってARTに入るのも難しい。

最近だと修羅の国編をベースにしたAタイプでGRTと呼ばれてる機種が出てますが、ボーナスを消化したら100ゲームのRTが付いてるだけであって、その間に当たらないと勝てません。この機種で新鮮な演出なのはRT中にリンが選択出来るようになっていることです。カイオウステージで、リンが歩いてケンシロウと会えたらボーナスという仕組みで、本来ならラオウ、カイオウが大きな馬に乗って現れるのにケンシロウが黒王号に乗って不気味な場所から登場するというのがいいですね!
6号機になった今では3000枚出たら打ち止めになるので、これでギャンブル依存の人が減ることはないですね!言い切れます!だって、依存させるように作ってるんですから!

ここでパチンコ・パチスロで失うモノについて書き込みます!


・お金
ギャンブルをしてたらお金は絶対に失います!
パチンコ玉は1玉4円ですが、換金すると3.5円とか3円です。つまりお金を投入した瞬間お金が減っているということです!
パチンコ・パチスロは依存させるために作ってるものです。最近のパチンコ・パチスロ台には「適度に遊ぶものです」みたいなことを書いてたり、パチンコ屋のトイレに行くと「ギャンブルで悩んでませんか?」みたいなポスターが貼ってたりしますが、店側もメーカー側も建前でそうしてるだけであって、実際は依存してしまうようになってます!
4号機時代、5号機で万枚獲得が可能になった頃だったら稼げてる人はいましたよ。テレビでも放送されてたし。パチンコ・パチスロに依存してる人は、1万円が紙切れになるんですね。勝ったお金を次の軍資金にする人より、欲しい物を買うとか美味しいご飯を食べることが、勝ち金の正しい遣い方だとパチスロ必勝本の人気ライターの塾長がコメントしてました。

・時間
ギャンブルで失ったお金はギャンブルで取り戻せても時間だけは取り戻すことが出来ません!
北斗の拳が4号機時代に出た時は、学校サボってパチンコ屋に入り浸ってた学生が多かったですけど、あの時パチスロやらずにちゃんと勉強してたら良かったと後悔しても時間は戻りません!

・人間関係
パチンコ・パチスロが原因で、金の貸し借りが発生して信頼関係が潰れてしまうのは勿論のことですが、友人と約束してた時間まで、まだ時間があるからパチンコ・パチスロを打つとボーナスが連チャンして約束時間が過ぎて、を付きますい。優先順位が、友人と会うことではなくパチンコ・パチスロになってしまいます。そうなると信用がない人と看做され人間関係が悪化して距離を置かれてしまいます。また、人から金を借りることに慣れてしまい「パチンコが原因で友達からお金を借りて悪いな」という気持ちを忘れてしまい、金が無かったら借りたらいいという価値観になってしまいます。

・労働意欲
時給900円のバイトをしてる勤労学生が、月に10万円稼ぐことが出来るのは、夏休みや年末年始です。それも激務なので朝から晩まで8時間働いて10万円稼げて、頑張って良かったという喜びに満ち溢れます。そういう勤労学生が、友達に誘われてパンチコ・パチスロで10万円勝つと、夏休みや年末年始で苦労してたのがアホらしくなって、労働意欲の低下になります。それだけでなく時給が何十円アップしても喜ぶことが出来ない脳みそになります。パチンコ業界がカモにする客は、年金暮らしのお年寄りや生活保護受給者が多いです。このどちらも暇な時間が多いというのが共通点で、生活保護受給者が、朝から晩まで毎日のようにパチンコ屋に居れば労働意欲低下となり社会復帰を拒否させることになります。そういう人を減らすためにも就労継続支援施設で、労働の喜びを改めて分かってもらい一般就労に繋げないといけないのに、国が福祉の財政をカットしたせいで、多くの就労継続支援施設が潰れてしまいました。社会復帰を目指す人の受け皿を奪い、労働意欲の低下を進めているようにしか思えません。


まとめ

北斗の拳が2018年で35周年というのはお目出度いことです!
でも、北斗の拳のパチンコ・パチスロで人生を失った人もいることは事実です!
パチンコ・パチスロの利益は、北斗の拳に出て来るハートみたいなデブが牛耳っている国に流れるので、嫌だなと思っていたらIR法案が通ったせいで闇カジノが増えてしまいギャンブル依存症は減るのではなく増えています。ギャンブルとは関係ないですが、北斗の拳は喧嘩を肯定しないストーリーというのがいいですね!

writing by:店員A

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