『BADコミュニケーション』２０歳前後の青春なんてそんなもんだろう

BADコミュニケーションと検索したら絶対に
B’zのBAD COMMUNICATIONという楽曲が出て来ます。それなのに何でこの題名で発表したのだろうと疑問に思いましたが、そこまで洗い出すと面倒だと思いました。

BADコミュニケーションの内容を観ると
確かにBADコミュニケーションと思うことしか
ないです。
週間文春に映画の評価を付けているコーナーが
あります。
もし、BADコミュニケーションを評価したら何点になるのか気になります。
個人的にはめちゃくちゃ楽しいとか面白いなどは思う場面はありませんでしたし、２０歳そこそこの若者の「妬み嫉み」もあるようにしか思えない感じです。

都会から少し離れた海辺の町で、
高校を卒業したチカゲは夢もやることもなく
ただただその町で親友のアキたちと
遊びながら日々を過ごしていた
そんなある日、遊び仲間の
エンちゃんが事故に遭い亡くなってしまい
エンちゃんの葬式のために
ダイとべーやんが東京から帰ってきた。
東京で気楽な大学生活を送るダイとべーやん、
だらだらと地元で暮らしているチカゲとアキ。
子供でも、大人でもない中途半端な時に
死んでしまったエンちゃん。

友人の葬儀のために地元に戻ったのに
ダイはハルカ(星美りか)という彼女を連れて自分は東京で順調だと地元の仲間達に自慢気に話し、そのことで最後は俺のこと見下してだろと喧嘩になって仲直りしないで終わるという中途半端な気分にさせられますが、これからこの人達はどうなって行くのだろうと想像力があれば楽しめる部分です。


おかしいと思ったことが多々あります。

友人の葬儀のために地元に戻ったのに彼女を連れて来るダイですが、親にも紹介する気がなく地元の友人達に自慢したいだけで連れて来るという気持ちだったら人としてどうかと思えますし、こんなのが社会に出たら痛い思いをいっぱいして成長するか挫折するかのどちらかです。

株で儲けたか知らないですがブランド物の財布に大金を入れてテーブルの上に置いていたら取られるのは当然ですし、そのことに警戒しないダイはアホな大学生と言えます。

地元の友人だから信用して警戒しないという理由だったらアホです。

自分の財布は肌身離さず持っていないと後で後悔することになります。
仮に誰かの家に泊まることになっても絶対に肌身離さず持っていた方が良いですし後で後悔しないためにそうするべきですねぇ。

このダイという大学生ですが葬儀が終わってから元カノと会って
いたそうで、ハルカは日産の車の中に放置したまま・・・
最後の方でハルカに偉そうなことを
言いますが、何で元カノと会ってたのかと
怒らせてしまうダイ。まだ、このガキは偉そうな態度で俺も悪かったとハルカを見下した言い方です。
そういう見下された発言と態度ならハルカは余計に怒りダイの元から去って行きました。
う～ん。

ここはスカッとした場面でしたねぇ！笑

メインの男ばかりで海辺で喧嘩をしている場面がありますが
スッキリとしない終わり方で
中途半端な気持ちになってしまう方も多いかもしれません。でも、ここで
想像力が強いとこの先はこうなると楽しめるのではないかと思えます。

折角、星美りかが出ている青春をテーマにした映画作品なのに
こんな終わり方ってありと思うのですがそこは置いておいて、
BADコミュニケーションを観て、感動したという人が多かったら私の感情とか感性はどうなってしまうんだろう？
と、自分を疑うかもしれません。

Writing By:店員A