ローワン・アトキンソン最後のミスタービーン

2007年にMr.ビーンが爆笑させてくれたラスト…
前作のビーンはロサンゼルスが舞台だったが、
Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!は、
フランスが舞台となる作品である。

6月の雨の日
ビーンの愛車ミニが現れ下車するビーン。
いつも通り南京錠で車をロックして向かった先は
クジ抽選が行われている会場で、当選が進んでいる。

スポンサーであるデールスブロー会提供で
南フランスへの旅に行けるのだ。
リヴェエラ海岸地方で1週間の休暇が贈られ
最高の一週間を過ごすことが出来る。
もちろんビーンもそれが目当て!

ビーンだけでなく誰もが
リヴェエラ海岸地方で素敵な
バカンスをエンジョイしたいだろう。

私だってそんな素敵な場所でなら
バカンスをエンジョイしたい。
しかも、この副賞として200ユーロ
の現金も貰えるのというため、
ほとんど無料で楽しめるのだ。
更に、ビデオカメラも贈呈されると
いうことで、
会場の人たちは驚くが
一番、興奮しているのは、
Mr.ビーンで当選番号が発表されると
ビーンは自分の持っている番号を
見るが、違う番号で残念そう。

当選番号は919番なのだが、
ビーンは番号札を逆さまに持って
見ていたため、それに気付き
会場中から大きな拍手がビーンに。

本当は616番を逆さまにした
イカサマかなとも思ったが、
別にビーンだから、
その辺はいいんじゃないのかな(笑)
ロンドンからパリへ向かう列車の中
ビーンはビデオカメラで
撮影を行いながら
「カンヌへ、行くぞ」と
気合が入っている。

パリ北駅に到着してからビーンは
ビデオカメラの録画モードを忘れず
街を歩く。そうこうしているうちに
ビーンは目的地とは全く違う所にいて
車が多く走る凱旋門をのんびり
歩いていた。防犯カメラにビーンの
姿が映るが、「大丈夫、イギリス人だ」と
超が付くほどいい加減(笑)

録画モードを続けながら歩くビーンは
駅に到着し、ネクタイに隠していた
お札で、自動販売機で何かを
購入しようとするがお札ではなく
ネクタイが自動販売機に・・・(笑)

そんなことをしているうちに
ビーンが乗ろうとしていた列車が
発車してしまい
ビーンは「待てー!!」と慌てて
列車を追いかけるが、そんなことを
しても無駄。悪あがきにしか過ぎない。

次の列車は1時間後で、それまで
ビーンはレストランでランチをすることに
したのだが、ビーンがレストランで
食事なんかしたら
とんでもないことになることは
予想が出来る・・・
ビーンはメニューに目を通すが
フランス語なので、何が書いているか全然解らない.

そんな時、ウエイターがビーンに
「魚介のプレートがお勧めです」とのことだが、フランス語が解らないビーンはウエイターが何を言っているのか解らないまま、魚介のプレートを注文し、料理がビーンの席に届くとビーンは「これ何だ?」と珍しい物を見るような表情で、魚介料理を見て「不気味だ」と発する。

ウエイターはビーンにジェスチャーで食べ方を教えるが、不気味と思っている食べ物を前にビーンは戸惑うばかりで、ビーンも不気味な表情をしてしまい隣にいる女性客はビーンを見て不気味そうだ。

ジェスチャーでビーンに料理の食べ方を教えたウエイターがビーンを見ているためビーンは魚介料理から逃げられなくなり、ビーンは教えられた通りに食べたと思ったが、食べた振りをしていただけ。

食べた振りをした料理はナプキンの中だが、ビーンはその料理を隣の女性客の鞄の中にin!!笑

カンヌ以外のフランスの街で人さまに迷惑を・・・
トラブルメーカーのエンジンがスタートしたのかな?
現金をテーブルの上に置いて逃げるようにテーブルを後にしてからビーンの隣の女性客の鞄の中から携帯電話が鳴る。
そこからは大体どうなったか想像が出来る。
駅に戻りカンヌ行きの列車に乗ろうとする前に通りかかった男性にビーンはこれから列車に乗る自分をビデオカメラで撮影してほしいと頼み男性は承知するが、こういうことに
関しては異常なほどの拘りを持つビーンなので、イメージ通りに出来なければ何度でもやり直す。

これが、ビーンとこの男性客の大惨事に繋がっていくのだ。
ビーンに撮影を頼まれた男性客もビーンと同じ列車に乗るつもりだったらしくビーンが何度もビデオ撮影をやり直しを手伝ったため乗車することが,出来なくなってしまい、その列車の中には、トラブルメーカーの被害者の息子が1人でいた。

列車を追う父は、パニック状態になっている我が子に次の駅で下車するよう大きな声で指示をする。その車両にいる客達は冷たい視線でビーンを見て、ビーンも気まずい感じであるが、ビーンは自分のせいで、父と離れさせてしまった子供の席に行きビーンなりに子供を元気づけようとするものの、どうしてもふざけているようにしか
見えないので、周囲の人も呆れた顔で、
一番の被害者の子供からビンタを受けた。

次の駅で一緒に途中下車。
その子のお父さんが到着するのを
待っていると列車は通り過ぎて
しまい窓から、お父さんが
電話しろと電話番号を書いた
大きな紙を窓の向こうから
息子に見せている。その番号をメモ
することが出来たが、最後2ケタは
メモすることが出来ず、ビーンは
00から99までの数字をメモ帳に
書いて順番に電話していく提案をした。
自己中心的な性格なビーンだが
こういう時は本当に正義感が強く
ただのトラブルメーカーではない。
前作のロサンゼルスでも
ビーンの正義感を表した場面があった
ことをここになって思い出す。

列車が過ぎ去りビーンは自分の
鞄を車内に置いて来たことを忘れ
慌てるが、日頃の行いが悪いから
そんなことになったというか
ビーンというキャラクターの
コメディ作品なので余計に盛り上がる!
電話番号を教えたお父さんは室内で
妻らしき人と会話をしていて
電話番号を教えたから大丈夫だと
和ませている感じで、一緒の部屋に
いる他の人の携帯が鳴った。電話を
したのは、息子からだがお父さんの
声でなかったので、すぐに切ったため
余計に話がややこしくなる。
小銭集めをしている中年男性と少年の組み合わせは
どう見ても不自然だ。怪しく彼らを見ている人もいて
それに気付いたビーン達は逃げ出し、
お腹が空いたという少年と市場へ。しかし
彼らには現金がない。ストリートでパフォーマンス
をして小銭稼ぎをしているミュージシャン等を
見たビーンはダンスで小銭を稼ごうとするものの
なかなか集まらない。少年は諦めかけていたが
ビーンは少年の手を取り二人でパフォーマンを
行い最初は誰も目にすることがなかったが
少年と一緒だと見る人がだんだんと
増えてきたのであった。そして
大きな拍手と現金が集まりカンヌ行きの
バスの切符まで買えるようになった。
ビーン達はバスに乗るが、ビーンの切符は
飛ばされ鶏が加えて逃げてしまう。しかも
鶏は持ち主に捕まり車で移動してしまった。
ビーンは切符を持っている鶏を乗せた車を
追いかけ自転車ドロボーをして車を追いかけて
しまい少年は一人取り残されてしまう。
やっと車に追いつき鶏を探していると
もう探すのが嫌になるほどの鶏の数で
正直、観ている方は気持ち悪い・・・
私は幼稚園に入る前、大勢の親戚達と
キャンプに行ったことがあった。そこで
生きている鶏を丸焼きにして、
みんなで食べるという
私の田舎の風習のことを行っていて
その光景を見たせいか、恐怖が今も残っている。
更に、似たような時期に鶏小屋にいる
鶏を見て睨まれたため恐いということが
三十路を過ぎても未だに離れない。
しかも、鶏は中途半端に飛ぶから恐い!!

だから、映画とは言えあんな体調の鶏を見るとその恐怖が蘇る・・・
ビーンもあんだけいる鶏を見たら
切符を探すことに諦め今度は
ヒッチハイクでカンヌは向かおうとするが、
誰も止まってくれず気付いたら戦争映画のロケを
行っている場所にいて関係者達はビーンを出演者と間違えてしまい
ビーンは衣装に着替えるよう指示され撮影が再開するが、ビーンはそこでもビデオカメラを持っていたためすぐに追い出される。それから果てしない田舎道を歩いていると
後ろから車が通り、ヒッチハイクを。
そしたら止まってくれて、運転していたのは若い女性ドライバーだった。

ビーンはその女性にカンヌに行きたいことを伝え乗せてもらえることになり、ビーンにツキが回って来たと思いきや
このことで、後から
トラブルメーカーMr.ビーンのトラブルに
巻き込まれる女性ドライバー。
車内の中、女性ドライバーは
ビーンにどこの国の人か質問をするが
フランス語が通じないビーンには
何が何だかさっぱり。ロシア人かと
聞かれビーンの口からは「ウイ」(笑)
車内でもビデオカメラの録画モードを
楽しむビーン。女性ドライバーは、
自分の名前はサビーヌであなたの名前はと
ビーンに質問。もちろんビーンは
口を重く協調した喋り方で
ビーンと名乗る。
サビーヌは映画祭に行くとのことで、
映画のパンフレットをビーンに見せた。
その映画にサビーヌは出たとのことで
自分は、もうすぐスターに
なるとのことであった。
途中、サービスエリアらしき場所で休憩中
ビーンは席に座るとビンタされる。
そのビンタを喰らわせたのは、
行動を共にしていた少年で、
二人は嬉しそうだ。
少年もバスに乗らずここまで
来たということで
あの場所で友達が出来たらしく
その友達とは、市場で見た
ストリートミュージシャン達。
ミュージシャンの一人が
ガットギターのボディーをリズム良く
叩き指先でコードを弾き
他のミュージシャンも一緒に演奏を。
するとビーンと少年はノリノリで楽しそうだ。
途中から少年も加えてサビーヌは
彼らをカンヌまで案内することに。
夜になり長時間の運転に疲れた
サビーヌは運転しながら寝てしまい
ビーンは慌ててハンドルを持ち
気付いたらビーンが運転席に。
翌日、カンヌの目と鼻の先まで到着。
3人は嬉しそうだが、サビーヌは
もうすぎ映画祭の上映時間だと慌てる。
もう既に第59回カンヌ国際映画祭は
始まっていてレッドカーペットには
監督、審査員達が歩く。その審査員の中に
息子が行方不明になったと紹介をされる
男がいた。この男こそビーンの拘りのビデオ
撮影の被害者男性。なんとビーンと
一緒にいる少年のお父さん。
だんだん、盛り上がりそうな予感!
会場でそんな紹介を
されてるとは知らず
サビーヌはビーンが
運転する自分の車の中で
嬉しそうにメイク中。
みんな、もうすぐカンヌだと
はしゃぐばかりだが、車はガス欠・・・

ガソリンを入れてから
サビーヌがトイレから出て来て
テレビのニュースで、ビーンが一緒に
いる少年を誘拐したと報道されており、
しかもサビーヌは共犯者にされていた。
サビーヌは車に戻り怖い顔をして
ビーンに英語で話す。
それなら最初から
フランス語じゃなくて英語にしてやれば
いいのにと
ここでそんなことを言っている場合ではない。
サビーヌは、ビーンにフランス中の警察が
ビーンとサビーヌのことを探していると伝え
同時に「あなた何なの?どこに行くの?」と
質問する。
サビーヌは少年のお父さんが
映画の審査員であり
会場に少年を連れていくと
ビーンに言うが、
ビーンの口から出た言葉は
「ビーチは?」
サビーヌは「ビーチは忘れてほしい」とのこと。

なぜなら、サビーヌが出演したのは
映画の1シーンだけで絶対に見逃した
くないからである。だから、警察に捕まることが
あればサビーヌの夢は、果敢無い夢で終わる。
途中で検問が、警察にサビーヌは後ろにいる
のは娘だと説明し、少年はカツラとサングラスで
変装し、ビーンは母親だということにして変装
させ、耳が不自由だということを言い、チケット
らしき物を警察に見せて急いでいることを言う。
警察も協力してくれるとのこと。
会場に到着し、少年のお父さんを探すつもりで
サビーヌは少年を連れて外に出たが、招待券が
サビーヌの分だけで入場出来ないとのことだった。
ビーンと少年は、車を駐車場に止めるが、
どうしても会場に潜入するためビーンは
偽物の通行証を作り会場に入るものの
すぐにバレてしまい逃走するが、
上映中の場所に
潜り込むことに成功(したと言えるのかな?)
サビーヌの出番のシーンになるが
虚しくカットされていた。
ビーンは怒り映写機がある場所で
自分が持っているビデオカメラで
サビーヌを録画した姿を通し
スクリーンにはサビーヌの姿がいっぱい。
監督は驚くと同時にビーンと共に行動
していた運転している姿もスクリーンに
写るが、ビーンも一緒に写ってしまい
ビーンの単独行動のシーンが上映会で
革命的な場面となる。
サビーヌもあの少年も観客達は笑顔だ。
う~ん。やっぱりビーンは素敵!

自分の映画を目茶苦茶にされた
監督は映写機がある部屋に行き
ドアとドンドン叩き
慌て出すビーンはその場を逃げ出し、
監督は映写機を元に戻そうとするが
ビーンとサビーヌが仲良くしている
シーンが写り、観客は盛り上がる。
映写機の場から逃走したビーンは
スクリーンの真ん中へ。すると
客席から大きな拍手が送られたが、
審査員のお父さんがビーンに
息子は無事なのか等
怒鳴るが、すぐに少年はスクリーンの
向こうから現れ
感動の再会を果たし、
観客席からまたまた大きな拍手が。
監督は怖い顔でビーンを見るが喜びの表情と
なってビーンにキスを(笑)
ビーンはその場から去り、ビーチを見つけ
感激いっぱいの顔で、ビーチを録画している。
ラストは出演者全員でビーンをセンターに
ビーチでエンディング。

私はMr.ビーンが大好きなので
もし、ビーンが復活することが
あるのであれば、
次は日本でトラブルメーカーに
なってほしいと願っている。

Writing by:店員A

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