こんにちは!店員Bです(*^_^*)
今回は「君の名は」と同時期に公開されていたアニメ映画
『聲の形』
について書かせていただきます。
この映画は本当に素晴らしい映画でした。
何と言うか
本当、色々なことが詰まった映画でした。
それは喜びだったり、悲しみだったり、苦しみだったり・・・
ひとことでは言い表せない感情や考えをくれた映画でした。
人の汚い所、人の良い所、人の弱さ、人の強さ、親の有難さ
本当様々なことが詰まった映画です。
ちなみに、私はこの映画のことを
このブログの文章にまとめるのに、
一週間以上考えました。
それほど伝えたいことがあって、
それを一つのブログの記事にまとめることが
難しかったのだと思います。
『聲の形』はストーリーだけではなく、
絵だったり、音楽だったり、
声優さんの演技だったり、
もう全てが私に何かを訴えてくる映画でした。
この映画のおかげで私は考え方やものの見方が変わりました。
そのくらい影響力のある映画でした。
といっても、
私は結構影響されやすいタイプなのですが(笑)
私は「この映画が大好きだ」と言うと、
友人には
「あの映画はなんか暗くて障害があったりしてなんか可哀想だった」
と言われました。
浅く見ればそう思うかもしれませんが、
深く見れば可哀想や暗いだけではないはずです。
この作品は「いじめ」や「差別」などにあった人達、
また、「いじめ」や「差別」をしてしまった人達、
そして周りの人達・・・
さまざまな人々の気持ちを
代弁してくれている映画なのではないか。と感じました。
私も経験のあるシーンが沢山あります。
それは行動とかより、心情の方が大きかったりしました。
主人公の石田将也【CV:入野自由(小学生時代 松岡茉優)】の
目線で描かれた映画。
この小学生時代のシーンだけで
既に様々なことを訴えかけられました。
子どもの残酷さ。
素直が故の残酷さ。
無知が故の残酷さ。
これほどまでに痛感させられた映画はありませんでした。
転校生の西宮硝子【CV:早見沙織】は
聴覚障害を持っているため
いじめにあうシーンは、
じわじわと胸が痛んできました。
今でこそ、
大人になってこそ障害があるからって何だ
耳が聞こえないだけで普通の人じゃないか。
と思えるけれど。
子どものころだとそう思えていたのだろうか。
とか、友達になれていただろうか。
と自分に問いかけました。
正直言って答えは、
普通に対応できなかったと思います。
この映画は石田くん目線で描かれているため、
石田くんの心情は本人が語ってくれます。
しかし西宮の心情はわかりませんでした。
西宮の次には石田くんが
いじめの標的になってしまいます。
石田くんもまたいじめにあい、心が傷ついています。
石田くんは小、中といじめられたことにより、
性格が変わってしまい、
元気で明るかった石田は自分の中に引きこもり、
一人ぼっちになってしまいます。
周りの人間の目もみることが出来ず、
声も聞くことがなくなってしまいます。
その石田くんを見て、私は自分もこんな時があったな。
と懐かしくなり、また苦しくもなりました。
私はいじめられていたわけではないです。
けど、学校では浮いていました。
だからなんだか気持ちがすごくわかったんです。
あの頃の自分と重ねて石田くんを見てしまい、涙しました。
石田くんの目から見た周りの
景色の描写もわかりやすく描かれていましたね。
石田くんが信頼できない、
心を閉ざしている人間の顔には×マークが。
この表現も非常に分かりやすかったです。
石田くんは自殺を決意します。
「自分は生きていてはいけない人間なんだ」
と
しかし、石田くんは高校生になり、
西宮と出会うことで周りの環境がみるみる変わっていきます。
親友ができ、
友人ができ、
小学校の頃仲が悪くなってしまった友人と
仲を取り戻し、
西宮と西宮の家族と仲良くなっていきます。
しかし、石田が昔西宮をいじめていたことを
友人の川井【CV:潘めぐみ】にぶり返された事により、
石田はまた、自分の世界に閉じこもってしまいます。
友人達に冷たく当たってしまう石田。
それでも、石田は西宮との関係は保っていたいと思い、
西宮にだけは心を開き、毎日西宮と会う日々を送ります。
石田は西宮を楽しませることで自分を保っていました。
しかし、西宮は
「私がいることで、石田くんは不幸になってしまう」
といって花火大会の日
自殺しようと
自宅のマンションのベランダから飛び降ります。
間一髪石田が西宮を助け、
西宮のかわりに石田がマンションから落下します。
石田は意識不明の重体
西宮は腕を骨折。
病院で西宮の妹、結弦【CV:悠木碧】と
西宮の母【CV:平松晶子】
が石田くんの母【CV:ゆきのさつき】に
土下座するシーンがありました。
このシーンで
私はなんとも言えない気持ちになり、涙がでました。
なんだろう。
家族ってこういうものなんだ・・・。
これが家族なんだなって・・・。
それから屋上で
西宮が石田くんの
友達の植野【CV:金子有希】に責められるシーン
西宮を責める植野。
「あんたみたいに自分の頭の中でしか物事を考えられない奴が一番腹立つんだよ!」
その言葉もなんだかずしんときました。
もしかしたら、
西宮は聴覚障害が
あるので限られた情報しか
自分の中に入って来ないことが
西宮をそうさせてしまったのかもしれません。
そして、その前に現れた西宮の母。
西宮の母は植野と揉み合いになります。
その植野は西宮の母に
「お前西宮の母親か、ちゃんと世話できねぇんだったらガキなんか産むんじゃねぇよ!」
とキツイ一言を言います。
でも西宮の母だって自分の娘が
普通の健常者として産まれてくることを願っていたはずです。
西宮自身もそうです。
自分がみんなの声を聞けたら。
上手く話せたらと願っていたはずです。
それはどんな障がい者の人も、
どんな病気の人も、
そしてその親も願っていることだと思いました。
その揉み合いを止める石田の母。
そして西宮は石田の母にすがりつき
「ごめんなさい」
と上手く話せないながらも何度も謝り泣きます。
なんて切ないんだろう。と思いました。
その後、西宮は度々石田の病室にお見舞いに行くも、
先に石田のお見舞いに来ていた
植野に追い払われてしまいます。
ある日、石田の親友永束【CV:小野賢章】が
石田のお見舞いに来て、
西宮と鉢合わせます。
西宮は永塚に
「石田くんの築き上げてきたものを壊してしまった。」
とメモに書いて伝えます。
築き上げてきたもの、
それは石田の人間関係、
そして石田自身の心の変化のことです。
続けて西宮は「石田くんの築き上げてきたものを取り戻したいです。」
と伝え、石田が心を閉ざしてしまった友人達に会いにいきます。
そのときに川井の言った一言がぐさりと刺さりました。
「自分のダメなところも愛して前に進んで行かなくちゃ」
完璧な人間なんかいない
私は完璧な人間になりたいと思った時期もありました。
周りの自分にない物を持っている人を見てその人達が
完璧に見えたんです。
でもその人達は自分にないものを持っているだけで、
別に完璧ではない。
もしかしたら、私が持っていて
その人達が持っていない者もあるかもしれない。
そう思うと川井の言った言葉は
正しい事だなと感じました。
そうやってみんな生きていくんだなと。
そうしているうち、無事石田は意識を取り戻します。
意識を取り戻し、元気になった石田は
学校の文化祭へ西宮と共に向かいます。
しかし友人達に冷たい態度を
とってしまった事で気不味い石田は
昔のように前を向いて歩けなくなってしまいました。
校内では、マンションから落下し、
意識不明だった石田が現れた事により
生徒達の話題は石田でもちきりに
石田はだんだん校内で居づらくなります。
西宮を置いてトイレにかけこむ石田
そこに永束が現れ、
「あの時のことは気にするな」
と泣いて復帰を喜んでくれます。
それから様々な友人が現れ、石田の復帰を祝福。
そして石田はいつの間にか目の前がひらけ、
今まで自分の世界の中で閉じこもっていた石田は
殻を破り、
前を向き、色々な人の声を聞き、
自分が自由になった事に喜び涙し、終わります。
今回の『聲の形』
本当に
本当に
素晴らしい映画だったからこそ
こんなに長くなってしまいました。
上手く言い表せなかったところや
もっと書きたかった事はたくさんあるのですが、
本当、生きている内に一度は観ておくべき映画だと思いました。
むしろこれは教育の場などでも
見ていただきたい。
これを観ることで誰かの何かが絶対変わるはず。
そう思える映画でした。
是非お時間がある時に観てみて下さい。
Writing by:店員B
今回は「君の名は」と同時期に公開されていたアニメ映画
『聲の形』
について書かせていただきます。
この映画は本当に素晴らしい映画でした。
何と言うか
本当、色々なことが詰まった映画でした。
それは喜びだったり、悲しみだったり、苦しみだったり・・・
ひとことでは言い表せない感情や考えをくれた映画でした。
人の汚い所、人の良い所、人の弱さ、人の強さ、親の有難さ
本当様々なことが詰まった映画です。
ちなみに、私はこの映画のことを
このブログの文章にまとめるのに、
一週間以上考えました。
それほど伝えたいことがあって、
それを一つのブログの記事にまとめることが
難しかったのだと思います。
『聲の形』はストーリーだけではなく、
絵だったり、音楽だったり、
声優さんの演技だったり、
もう全てが私に何かを訴えてくる映画でした。
この映画のおかげで私は考え方やものの見方が変わりました。
そのくらい影響力のある映画でした。
といっても、
私は結構影響されやすいタイプなのですが(笑)
私は「この映画が大好きだ」と言うと、
友人には
「あの映画はなんか暗くて障害があったりしてなんか可哀想だった」
と言われました。
浅く見ればそう思うかもしれませんが、
深く見れば可哀想や暗いだけではないはずです。
この作品は「いじめ」や「差別」などにあった人達、
また、「いじめ」や「差別」をしてしまった人達、
そして周りの人達・・・
さまざまな人々の気持ちを
代弁してくれている映画なのではないか。と感じました。
私も経験のあるシーンが沢山あります。
それは行動とかより、心情の方が大きかったりしました。
主人公の石田将也【CV:入野自由(小学生時代 松岡茉優)】の
目線で描かれた映画。
この小学生時代のシーンだけで
既に様々なことを訴えかけられました。
子どもの残酷さ。
素直が故の残酷さ。
無知が故の残酷さ。
これほどまでに痛感させられた映画はありませんでした。
転校生の西宮硝子【CV:早見沙織】は
聴覚障害を持っているため
いじめにあうシーンは、
じわじわと胸が痛んできました。
今でこそ、
大人になってこそ障害があるからって何だ
耳が聞こえないだけで普通の人じゃないか。
と思えるけれど。
子どものころだとそう思えていたのだろうか。
とか、友達になれていただろうか。
と自分に問いかけました。
正直言って答えは、
普通に対応できなかったと思います。
この映画は石田くん目線で描かれているため、
石田くんの心情は本人が語ってくれます。
しかし西宮の心情はわかりませんでした。
西宮の次には石田くんが
いじめの標的になってしまいます。
石田くんもまたいじめにあい、心が傷ついています。
石田くんは小、中といじめられたことにより、
性格が変わってしまい、
元気で明るかった石田は自分の中に引きこもり、
一人ぼっちになってしまいます。
周りの人間の目もみることが出来ず、
声も聞くことがなくなってしまいます。
その石田くんを見て、私は自分もこんな時があったな。
と懐かしくなり、また苦しくもなりました。
私はいじめられていたわけではないです。
けど、学校では浮いていました。
だからなんだか気持ちがすごくわかったんです。
あの頃の自分と重ねて石田くんを見てしまい、涙しました。
石田くんの目から見た周りの
景色の描写もわかりやすく描かれていましたね。
石田くんが信頼できない、
心を閉ざしている人間の顔には×マークが。
この表現も非常に分かりやすかったです。
石田くんは自殺を決意します。
「自分は生きていてはいけない人間なんだ」
と
しかし、石田くんは高校生になり、
西宮と出会うことで周りの環境がみるみる変わっていきます。
親友ができ、
友人ができ、
小学校の頃仲が悪くなってしまった友人と
仲を取り戻し、
西宮と西宮の家族と仲良くなっていきます。
しかし、石田が昔西宮をいじめていたことを
友人の川井【CV:潘めぐみ】にぶり返された事により、
石田はまた、自分の世界に閉じこもってしまいます。
友人達に冷たく当たってしまう石田。
それでも、石田は西宮との関係は保っていたいと思い、
西宮にだけは心を開き、毎日西宮と会う日々を送ります。
石田は西宮を楽しませることで自分を保っていました。
しかし、西宮は
「私がいることで、石田くんは不幸になってしまう」
といって花火大会の日
自殺しようと
自宅のマンションのベランダから飛び降ります。
間一髪石田が西宮を助け、
西宮のかわりに石田がマンションから落下します。
石田は意識不明の重体
西宮は腕を骨折。
病院で西宮の妹、結弦【CV:悠木碧】と
西宮の母【CV:平松晶子】
が石田くんの母【CV:ゆきのさつき】に
土下座するシーンがありました。
このシーンで
私はなんとも言えない気持ちになり、涙がでました。
なんだろう。
家族ってこういうものなんだ・・・。
これが家族なんだなって・・・。
それから屋上で
西宮が石田くんの
友達の植野【CV:金子有希】に責められるシーン
西宮を責める植野。
「あんたみたいに自分の頭の中でしか物事を考えられない奴が一番腹立つんだよ!」
その言葉もなんだかずしんときました。
もしかしたら、
西宮は聴覚障害が
あるので限られた情報しか
自分の中に入って来ないことが
西宮をそうさせてしまったのかもしれません。
そして、その前に現れた西宮の母。
西宮の母は植野と揉み合いになります。
その植野は西宮の母に
「お前西宮の母親か、ちゃんと世話できねぇんだったらガキなんか産むんじゃねぇよ!」
とキツイ一言を言います。
でも西宮の母だって自分の娘が
普通の健常者として産まれてくることを願っていたはずです。
西宮自身もそうです。
自分がみんなの声を聞けたら。
上手く話せたらと願っていたはずです。
それはどんな障がい者の人も、
どんな病気の人も、
そしてその親も願っていることだと思いました。
その揉み合いを止める石田の母。
そして西宮は石田の母にすがりつき
「ごめんなさい」
と上手く話せないながらも何度も謝り泣きます。
なんて切ないんだろう。と思いました。
その後、西宮は度々石田の病室にお見舞いに行くも、
先に石田のお見舞いに来ていた
植野に追い払われてしまいます。
ある日、石田の親友永束【CV:小野賢章】が
石田のお見舞いに来て、
西宮と鉢合わせます。
西宮は永塚に
「石田くんの築き上げてきたものを壊してしまった。」
とメモに書いて伝えます。
築き上げてきたもの、
それは石田の人間関係、
そして石田自身の心の変化のことです。
続けて西宮は「石田くんの築き上げてきたものを取り戻したいです。」
と伝え、石田が心を閉ざしてしまった友人達に会いにいきます。
そのときに川井の言った一言がぐさりと刺さりました。
「自分のダメなところも愛して前に進んで行かなくちゃ」
完璧な人間なんかいない
私は完璧な人間になりたいと思った時期もありました。
周りの自分にない物を持っている人を見てその人達が
完璧に見えたんです。
でもその人達は自分にないものを持っているだけで、
別に完璧ではない。
もしかしたら、私が持っていて
その人達が持っていない者もあるかもしれない。
そう思うと川井の言った言葉は
正しい事だなと感じました。
そうやってみんな生きていくんだなと。
そうしているうち、無事石田は意識を取り戻します。
意識を取り戻し、元気になった石田は
学校の文化祭へ西宮と共に向かいます。
しかし友人達に冷たい態度を
とってしまった事で気不味い石田は
昔のように前を向いて歩けなくなってしまいました。
校内では、マンションから落下し、
意識不明だった石田が現れた事により
生徒達の話題は石田でもちきりに
石田はだんだん校内で居づらくなります。
西宮を置いてトイレにかけこむ石田
そこに永束が現れ、
「あの時のことは気にするな」
と泣いて復帰を喜んでくれます。
それから様々な友人が現れ、石田の復帰を祝福。
そして石田はいつの間にか目の前がひらけ、
今まで自分の世界の中で閉じこもっていた石田は
殻を破り、
前を向き、色々な人の声を聞き、
自分が自由になった事に喜び涙し、終わります。
今回の『聲の形』
本当に
本当に
素晴らしい映画だったからこそ
こんなに長くなってしまいました。
上手く言い表せなかったところや
もっと書きたかった事はたくさんあるのですが、
本当、生きている内に一度は観ておくべき映画だと思いました。
むしろこれは教育の場などでも
見ていただきたい。
これを観ることで誰かの何かが絶対変わるはず。
そう思える映画でした。
是非お時間がある時に観てみて下さい。
Writing by:店員B
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